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済生会の誇り胸に最高の医療を目ざす 済生会横浜市東部病院 院長 三角隆彦氏 インタビュー
「中核病院としても済生会としても、医療が十分に提供できないことがあってはならない」。これまでも、これからもその信念は揺るがない――
横浜市東部の地域中核病院として、2007年に開院した済生会横浜市東部病院=下末吉。三角院長は新時代について、「人口が伸びていく市東部では、高齢者の絶対数も増加する。医療ニーズは増えていく」と話す。
一方、医療の現場でも働き手は減少中。効率化が重要とし、二つの切り口があると説明する。
一つ目は「テクノロジー」の活用。ICTやAIの導入など、国の方針にものっとり、進めていく必要があると説く。
二つ目は、役割分担で、急性期や回復期といった病院の機能の分化だ。可能な限り住み慣れた地域で、自分らしく暮らせるようにと、国が推進する地域包括ケアシステムの構築を率先していく考えを示す。
全国の先駆けに
そんな中で先ごろ、ICTを活用しながら地域のネットワーク形成にもつながる仕組み「サルビアねっと」が、都市部では全国に先駆けてスタートした。
任意で登録した患者情報を、同様に登録した医療・介護施設などで共有する仕組み。三角院長は、効率的かつ安定的に医療を提供する方法として柱に育てていきたいとする。
「チャレンジと個人情報の取り扱いのバランスを大切にしながら、できることを進めていく」とする。現在は、利用者、医療・介護事業者とも登録数を増やしている段階だが、いずれ全国に広がるものとして運用の仕方も模索する。
「鶴見は、当院ができる前から組織が強固で、医師会、歯科医師会、薬剤師会など協力の素地はあった」と三角院長。ベースがあったのは非常に大きいとして、協力に感謝する。
「東部病院があって良かったと思ってもらいたい」。地域も、職員も、ともにプライドが持てるように。新しい時代も、「生命を救う道」をただひたすらに進むつもりだ。
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