生麦にあるキリンビール横浜工場が5月20日、同社創業地で旧・山手工場の跡地に建つ、北方小学校=中区=の6年生に出張講義を行った。
同校では創立150周年に向けた取組の一つとして学校の歴史を調査するなか、同社に協力を依頼。キリンビール横浜工場総務広報担当の山本武司さんが、キリンビールの歴史と小学校とのつながりについて講演した。児童からは「昔は何種類のビールを作っていたのか」「なぜキリンのマークなのか」など、次々と質問が飛び出した。
6年生は150周年を迎える2022年度には既に卒業している学年だが「後輩や地域の人に自分たちが調査した歴史をまとめて残そう」と活動を始めたという。
今野裕子校長は「先人の功績を調べることで自分たちの活動も次世代につながっていくという気づきになれば」と話している。
遺構、各所に
1870年に同地でアメリカのW・コープランドが日本初のビール工場を開設。1907年にキリンビール会社がその施設を譲り受け発足した。
関東大震災で工場が全壊し、区内生麦へ移転。跡地に建設された北方小学校には、今も当時使っていた井戸跡や貯水槽が残っており、周辺にはキリン公園やビアザケ通りがある。
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