今春放送開始のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で舞台の一つとなる鶴見区を盛り上げようと、2月15日、沖縄出身のお笑いコンビ・ガレッジセールの川田広樹さん=今号人物風土記で紹介=が、「ちむどんどん」横浜鶴見プロジェクトの公式アンバサダーに就任した。「全国に伝えたい魅力がある」と話す川田さんは今後、魅力発信動画や冊子、イベント等に出演して全国へ鶴見を発信する。
「ちむどんどん」は、「ちむ(肝=心胸・心)」「どんどん=高鳴る」という沖縄の方言。
作品は、沖縄が本土復帰を果たした50年前を背景に、西洋料理店を目ざし上京するヒロインと家族を描く物語。出稼ぎなどで沖縄からの移住者が多かった鶴見は、ヒロインの住むまちとして舞台に登場する。
実行委員会は昨年12月、ドラマを機に鶴見を盛り上げようと設立。区や横浜・鶴見沖縄県人会、地元商店街や自治会など区内の官民学が連携している。
「だからよ〜」の縁
アンバサダーに就任した川田さんは2年前、沖縄国際映画祭のプログラムの一つ、地域発信型映画としてオール鶴見ロケで製作された「だからよ〜鶴見」に主演。その縁もあって今回の就任にいたった。
「ちむどんどん」にも、ヒロインらが集まる沖縄のハンバーガーショップのマスターとして出演が決定している。
15日、鶴見沖縄県人会館で就任式が開かれ、川田さんのほか下里優太実行委員長らも登壇。下里委員長から川田さんにアンバサダーの名刺が手渡された。
トークショーに臨んだ川田さんは、20年以上前の上京後すぐから、沖縄料理を食べに来ていたと思い出を披露。「一番嬉しかったのはヒロインが住むのが鶴見と聞いたこと」と会場を沸かせ、「だからよ〜鶴見の撮影で深い面白さを知った。第2の故郷を盛り上げたい」と意気込んだ。
就任式後、実行委員会の公式YouTube用の動画も撮影。早速PRを開始した。下里委員長は「鶴見のいろんな魅力を発信する機会。川田さんと連携しながらPRしたい」と話した。
コラボ泡盛販売へ
就任式では、沖縄の泡盛メーカー・忠孝酒造(株)による実行委員会の公式ロゴを使ったコラボ商品の製作も発表された。
当日は、同社社員が昔ながらの泡盛と、フルーティーな味の2種類の試作品を持参。川田さんに試飲を依頼し、オーソドックスな泡盛が選ばれた。今後は商品化され次第、区内でも販売される予定という。
鶴見区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|