記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 3月24日0:00更新
思いが深いほど、書くのに時間がかかる。締切のある仕事。本来ならば時間をかけずにやるべき部分もあるが、取材で物語にふれるたび、余すことなく書きたいと思いがあふれる。特に、書き出し。何度、カッコつけようとして転んだことか。
今回も悩みに悩んだが、書き出しはやはりこれだろう。
「鶴見が好き」である。
着任当初、駅ビルはカミンだった。東口には雑居ビルが建ち並び、西口の駅前は自転車であふれていた。新しくできた建物、無くなったもの。出会った人もいれば、支え応援してくれた人との別れもあった。細かく挙げればきりがなく、思い出と一言で片付けるにはあまりに長すぎる月日かもしれない。
この春、タウンニュースの浜田は鶴見から異動することとなりました。たくさん伝えたい気持ちはあれど、まずは一つ、心から大きな感謝を。そして、紙面を通じての挨拶となってしまった皆様に、心よりのお詫びを。
「いい意味で雑多」。鶴見のことを聞かれたとき、必ずそう伝えていたまち。タウンニュースの記者という立場で、さまざまな場面を体験できたこと、幸せでした。
「まちのため」を胸に約15年。たくさんの感謝をもらう反面、きっと期待に添えなかったことも多くあったと、反省も山ほど。私の担当は次号で最後。でも発行は続きます。変わらずにご愛読、そして応援を、どうかお願いいたします。浜田