済生会横浜市東部病院は、国際ロータリー第2590地区ローターアクト学友会(以下地区RA学友会)とともにこのほど、Zoomによるバーチャル水族館「みんなでつくろう!とーぶすいぞくかん」を開催した。
同院ではコロナ禍、治療に励む子どもたちが面会制限などで我慢を強いられる状況があった。バーチャル水族館はそんな子どもたちに「笑顔になってもらいたい」との思いで企画された。
イベントは、同院で子どもが誕生した縁がある小島智彦さんが創立会長の地区RA学友会と協力。慢性疾患の子どもたちが描いた海の生き物などの絵を紙アプリでスキャンし、画面上に写し出すことで実際に泳いでいるようにみせた。
当日は同院に通院・入院中の子どもたちと家族約100人が参加。自宅や病室からZoomで水族館を鑑賞した。1600Km離れた沖縄の美ら海水族館と中継を結び、ジンベエザメのショーなども行われた。
イベントに参加した子どもは「沖縄に行ったことがなかったけど、コロナが終わったら沖縄美ら海水族館に行ってみたいと思った」とコメント。診察室で水族館を上映しながら診療した医師は「子どもだけでなくご家族や、何より診療中の自分が癒された」と話した。
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