区内を中心にガイド企画を行う鶴見みどころガイドの会はこのほど、創立20周年記念誌を作成した。区内の見どころを紹介した鶴見を知るための1冊で、同会は「多くの層に関心を持ってほしい」と話している。
同会は、2002年に区内在住在勤者が中心となり結成された。講座で歴史を伝えていくのではなく、鶴見区を区内外の人に直接に知って、楽しんでもらえるようにガイド企画を行い、現在は13人で活動を続けている。
コロナ禍になり一時期は活動ができない時もあったが、今年度は区内の寺巡りや生麦事件についてのガイドなどを企画している。
この記念誌は約1年半を掛けて作成した。冊子はA4サイズで112ページ。区内の見どころを豊富なカラー写真や文章で掲載。会員からのメッセージをはじめ、「矢向・江ケ崎・尻手 歴史の街めぐり」「潮田地区散策おすすめコース」など、各地区の散策ポイントを事細かに紹介する1冊となっている。
同会代表を務める倉田一志さん=中面「人物風土記」で紹介=は、「会員全員で動き、写真なども多くは現地に赴き撮影した。史跡の情報を調べる際に過去の文献などを探すのが大変という人もいた」と語った。また、記念誌を編集する中では、「各地区の見どころや魅力を細かく伝えるため、文量が想像よりも多くなってしまい大変でした」と苦労を語った。
倉田さんは「鶴見の見どころに関心がある人の参考になるだけでなく、若い方々など、より幅広い層に関心を持っていただきたい。是非ともご一読いただければ」と呼びかける。
冊子は区内の地区センターやコミュニティハウスに届けられている。
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