川崎信用金庫鶴見支店(茨田豊支店長)でこのほど、鶴見警察署と協力して強盗訓練が行われた。同信金では過去に強盗が発生した経験から、毎年複数の支店で訓練を行っている。
当日は鶴見署の署員2人が犯人役を務め、銃やナイフを手に支店職員を人質に取って逃走。「金を出せ」「早くしろ」と大声を上げ、窓口のパーテーションを倒すなど緊張感が漂う中、職員が冷静に対処して110番通報した。訓練後は犯人の特徴を職員に思い出してもらい、一致しているか確認する時間も設けられた。同署署員は「冷静な対応に感心した。警察が対応するまで数分は掛かるので、自分の身を守る意識をしてほしい」と話した。茨田支店長は「緊張感もあり、貴重な経験ができた。日頃から『発生するかもしれない』と想定し、取り組みたい」と気を引き締めた。
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