鶴見中央の(一社)保育の寺子屋で代表理事を務める藤實智子さん=中面「人物風土記」で紹介=が、昨年6月に作った保育士のための「保育防災ハンドブック」を基にしたアプリをこのほど製作した。
同ハンドブックは、保育園の園長でもある藤實さんが自身の経験を活かして作ったもの。保育士が携帯できるようA6サイズのコンパクトさで、地震や火災発生時の初動や応急手当の方法、消火器の使い方などがまとめられていた。
それがメディアで取り上げられたことをきっかけに、有志の団体から連絡があり、より広く使ってもらえることを目指して共同でアプリ製作を行った。
このアプリでは、ハンドブックにもあった避難場所の登録や備蓄品リストのメモ書きなどのほか、応急手当や火災発生時の対応を動画で確認することができる。動画は事前にダウンロードしておくことで、災害時に電波が通じない時でも確認ができるよう工夫されている。
保護者向けハンドブックも
今回のアプリに加え、2月には保護者向けの保育防災ハンドブックも作成した藤實さん。「元消防職員として、保育士や保護者が災害時でも安心して行動できるよう、今後も活動の幅を広げていきたい」と話す。
アプリは多くの人に使ってほしいという思いから、無料でダウンロードできる。リリースは3月21日を予定。問合せは同園・藤實さん【電話】045・633・7133。
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