30年以上にわたり子どもの居場所づくりに尽力し、認定NPO法人フリースペースたまりば=川崎市=の理事長を務める西野博之さんの講演が2月17日、鶴見中央地域ケアプラザで行われた。
主催したのは、佃野町で不登校の子どもたちを支援するNPO法人フリースペースたんぽぽ(青島美千代理事長)。
当日は保護者ら約30人が参加し、西野さんが「子どもの心に寄り添って」というテーマで講演。西野さんは少子化が進む中でも不登校が増えている現状や、子どもたちが多くのストレスを抱えていることを説明。そして、子どもが不登校になった際に、親や周囲の大人が学校に戻そうとする行動が、「子どもたちをより生きづらくさせている」とし、親が取るべき行動などを優しく語りかけた。青島理事長は「不登校の子どもや保護者に寄り添い続けてきた西野さんの話は大変貴重で、皆さんも勉強になったと思う。鶴見区は市内でも最も不登校の人数が多い。たんぽぽとしても今後も支援を続けていきたい」と話した。
不登校支援の署名を募集
また、同法人では不登校の児童生徒の家庭への行政による経済的支援や健康診断の補助制度を求める署名を3月末まで募っている。署名は5月の横浜市会に請願書として提出予定。署名は同所(佃野町1の7)のほか同法人HPでも受け付けている。(問)同法人【電話】045・834・7970
鶴見区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|