神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2024年5月16日 エリアトップへ

独自の食料支援活動を続ける「うしおだ診療所」で所長を務める 渡部 琢也さん 本町通在勤 58歳

公開:2024年5月16日

  • X
  • LINE
  • hatena

安心して過ごせる地域に

 ○…「誰も置き去りにしない医療」を目指し、コロナ禍でも発熱外来や1万回を超えるワクチン接種などを行ってきた「うしおだ診療所」の所長を務める。コロナ禍から続けてきた食料支援活動は、地域住民が「健康で文化的な生活を送れるように」と企画したもの。「周辺地域を安心して住み続けられるまちにしたい」と意気込む。

 ○…福島県出身。大学院卒業後に臨床医を務め、その後、研究医として遺伝子や動脈硬化などの分野で25年以上研究を続けて44歳で教授に。「10年後の医療を考えよう」を合言葉に研究に明け暮れてきた。4年前に「コロナ禍でひっ迫する医療現場の支えに」と改めて臨床医に戻る決断をし、同診療所に勤務するように。その最中、長年連れ添った妻をがんで亡くした。突然の出来事に途方に暮れたが、「研究医時代とは違って、今、目の前にいる人を助けたい。そんな思いが強くなった」と言葉を噛みしめながら語る。それからは通常の診療に加え、地域に出て病気の予防の大切さを訴える訪問活動も積極的に行っている。

 ○…医師を目指したのは「医学の研究をしたい」という探究心からだった。帰宅した後、遅くまで論文を書いている姿に「受験生」と呼ばれていたことも。「今は地域医療にスイッチが入っている、切らさないようにしたい」とほほ笑む。

 ○…治療だけでなく、地域医療の情報を欠かさず調べ、神奈川県のがん検診の指標にも注目している。首都圏に近いほど受診率が低い状況があるほか、「各種のがん検査の受診率を見ても、神奈川県は他県と比べて最下位に近い」と危惧する。「がんは定期的な検診で判明することもある。未病で止めるため、今後も啓蒙活動に努めていきたい」と力強く語った。

妙蓮寺

家族葬から社葬まで。緑に包まれた静かな境内には、3つの斎場を備えております。

https://myorenji.jp

〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉

【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時

https://www.union.kanagawa.lg.jp/1000011/1000645.html

<PR>

鶴見区版の人物風土記最新6

若鍋 由美子さん

三ツ池公園の「ノルディックウォーキング体験会」で講師を務める

若鍋 由美子さん

馬場在住 56歳

10月24日

鈴木 光さん

一般社団法人「減災ラボ」の代表理事で、防災・減災活動を続ける

鈴木 光さん

港北区在住 49歳

10月17日

石塚 英彦さん

「かながわ観光親善大使」に就任したお笑いタレントの

石塚 英彦さん

保土ケ谷区出身 62歳

10月10日

塩川 延明さん

鶴見銀座商店街のイベントに出演した「リバーサイドオーケストラ」の指揮を務めた

塩川 延明さん

鶴見中央在住 63歳

10月3日

尾上 芳充さん

「最高齢の金属細工師」としてこのほどギネス世界記録に認定された

尾上 芳充さん

駒岡在勤 95歳

9月26日

林 典子さん

3周年を迎えた智広寺の「テラヨガ」で講師を務める

林 典子さん

栄町通在住 57歳

9月19日

かわさきジャズは今年で10周年

川崎市内で20公演のホールライブと100ステージ以上の地域イベント

https://www.kawasakijazz.jp/

七五三のご祈祷承り中

師岡熊野神社は「横浜の祈願所 関東随一大霊験所」。詳細はHPを。

https://www.kumanojinja.or.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年10月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook