「ゼロウェイスト」を合言葉に区内で定期的にマルシェを開く 西田 哲紀子さん 神奈川区在住 44歳
自分の為が環境の為に
○…無駄や浪費をなくしてごみを出さない「ゼロウェイスト」社会を目指して、鶴見区内でオーガニックやフェアトレード品など、環境に配慮した物品を販売するマルシェを定期的に開いている。「ごみを出さない生活のハードルは高くない。環境の為というより、自分の為になるといった考えから始めることが良いと思っています」と優しく語る。
○…埼玉県出身。昔から「風の谷のナウシカ」が好きで、漫画に映画とよく見ていた。同作品では自然との共生など、環境問題を提起する場面も多く、関心を持つようになった。いろいろ調べる中で鬼頭秀一著「自然保護を問いなおす 環境倫理とネットワーク」という1冊の本に出会い、強く心を打たれた。「この人のもとで学問を学びたい」との一心で、著者が教授を務める東京農工大学に進学した。親からは農業系大学に進むことを反対されたが、「ここは曲げられなかった」とほほ笑む。そして鬼頭教授のゼミに入り、環境を学ぶには現地を知ることが必要ということで、卒論作成時にはテーマに選んだ鎌倉市にほぼ住み込みの生活を送ったという。
○…現在は3児の母として育児に仕事と忙しい毎日を送るが、その傍ら自宅近くで畑を借りて菜園を営んでいる。最近はナスやトマトなどを育てているそうで、「家族で一緒に畑に行って、全員で汗を流して収穫することが楽しみ」と話す。
○…SDGsにも高い関心を持ち、買い物では商品を丁寧に見定める。「果物1つを選ぶ際にもただ安いからではなく、ごみが出ないか、これを買うことで劣悪な労働環境を助長していないかなどを考えて欲しい」と語り、「皆が一度立ち止まり、持続可能な未来について一緒に考えられる社会になれば」と願う。
|
〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
(公財)日弁連交通事故相談センター神奈川県支部交通事故に関わる弁護士による無料相談など https://www.kanaben.or.jp/consult/by_content/consult25/index.html |
|
<PR>