上末吉地区自治連合会の会長に新しく就任した 佐々木 泰広さん 上末吉在住 73歳
上末吉の新たなまとめ役に
○…上末吉地区７つの自治会町内会からなる「上末吉地区自治連合会」の会長にこの春、就任した。前任の渡邊武さんが約18年務めた連合会長を引き継ぐ形で、「渡邊さんのように皆をうまくまとめられるか責任重大」と少し困った笑顔を浮かべながらも、「務めるからには全力で頑張りたい」と決意を語る。
○…北海道旭川市生まれ。高校卒業後、（株）東芝の鶴見工場（現・京浜事業所）への就職で上京。工場ではモーター部門の製造に長く携わり、製鉄所で金属を押しつぶして伸ばす圧延機の巨大なモーター作りなどを担当。核融合装置のマグネット製造にも携わった。「製造一筋50年以上。大変なこともあったけれど、工場でラグビー部に入って社内対抗戦に出場したり、楽しかったな」と振り返る。
○…結婚を機に、26歳で妻の実家のあった上末吉に居を構えた。会社員時代から上末吉五丁目町会の地区長や副会長を務め、会長を務めて６年目。町会独自の運動会や祭りが昔から盛んな地域で、「運動会で子どもたちが走り回ったり、イキイキしている姿が素晴らしいよね」と目を細め、「40年以上暮らす愛着ある地域に恩返しができれば」とほほ笑む。
○…高校時代は野球部でピッチャーを務めた体育会系。今もスポーツ観戦が趣味で、バスケをしている高校生の孫の試合を観に行くのが一番の楽しみだとか。連合会長を引き受けたことでスケジュール帳に予定が詰まり、「ゆっくりできず妻に申し訳ない」と笑うが、「末吉橋の歩道の安全確保や、地域防災を担う若い世代の育成など、地区全体として考えるべきことも多い。今後も皆さんと協力して安全で、暮らしやすい地域を守っていきたい」と力強く意気込みを語った。
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