5年ぶりに行われる「ふるさと岸谷祭り」で実行委代表を務める 高橋 しゅんさん 東寺尾在住 50歳
祭りを地域の文化に
○…「子どもたちに夏の楽しい思い出を」というコンセプトに惹かれ、「ふるさと岸谷祭り」の手伝いを15年前から始めた。そして今回、コロナ禍を経て5年ぶりに復活する祭りで実行委員会の代表を務める。「久しぶりなので準備では手探りの部分も多い。でも、新しい人にも参加してもらいながらこの祭りを継続し、地域の文化にしていきたい」と意気込む。
○…関西出身で、鶴見に来たのは20年ほど前。息子が岸谷小学校に通っていた縁で保護者による「おやじの会」に参加し、祭りを手伝うようになった。「PTAや自治会の大人たちによる手作り感満載のお祭りで。在校生はもちろん、卒業生も遊びに来てくれたり、夏の思い出作りになっているのが嬉しかった。あと、準備や片付けに汗を流す楽しさが学生時代の文化祭のようで、仕事とは違う喜びを大人たちも楽しんでいました」と笑顔で語る。
○…仕事で多忙を極める中、祭りの復活に励む原動力はどこから来るのか。「祭りに関わる楽しさを皆に伝えたかった。時代と共にPTAや地域の形も変わっていく中で、祭りがみんなを繋げてきた。それがコロナで無くなってしまうのが本当に残念だった。地域の文化として次の30年も続けられるよう、僕らが土台となって試行錯誤していきたい。あとは、大人たちが楽しむことも大事にしていきたい」
○…10年ほど前に東寺尾に引っ越したが、その後も祭りを手伝ってきた。「息子も小学校卒業後に祭りを手伝ってくれたり、地域とつながる縁をいただいた。この縁を大切に、祭りに限らずこの地域を盛り上げるために自分が何かできることはないか、商店街や学校、企業の方々とも相談し、模索していきたい」と熱い思いを語った。
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