豊岡小学校建替えに伴う再編整備事業で、横浜市がこのほど事業計画の素案を発表した。複合施設に地域子育て支援拠点も併せて再編整備することが新たに発表されたほか、校舎やプールなど民間機能棟の配置の具体案なども示された。市は現在、素案への市民意見募集を8月30日まで行っている。
校舎の老朽化で建替えの検討が進められている同校。市はこれを機に、一緒に整備することで連携による相乗効果が期待できるとして、鶴見図書館や鶴見保育園、つるみ区民活動センター、そして民間機能等を複合化して建替えることを検討してきた。
今回発表された素案では、複合施設に地域子育て支援拠点「わっくんひろば」も併せて整備されることが発表された。現在は豊岡町の民間施設を活用して運営されている同拠点。図書館や区民活動支援センターなどと同じ施設に整備されるのは市内で初めてとなる。
また、今年3月に発表された基本構想では、校舎などの配置で3つの案が示されていたが、今回の素案で1つに絞られた。複合施設は高さ31m以内の7〜8階建て。小学校や保育所は低層に配置され、同じ建物に図書館や区民活動支援センターなどが入る。この配置だと仮設校舎の設置が必要なく、児童が現在の校舎で学びながら新校舎の建設が進められる。
そして、プールは定期借地権設定事業として民間事業者が建設、管理運営する方式を採用。民間の運営により教職員の負担軽減を図るほか、児童が授業でプールを使用する以外に地域住民も活用できる施設を目指す。
工事期間中の児童のプール使用については近隣の民間施設の活用を検討しているほか、グラウンドの代替場所も検討している。
整備スケジュールは、2027年度から小学校・図書館棟の工事を開始。旧校舎の解体や体育館の工事などを進め、最終的にプールの入る民間機能棟の完成を32年度以降と予定している。
市は、今回の素案に対する市民意見を8月30日まで募集している。資料は市HPや鶴見区役所、鶴見図書館などで閲覧可能。意見の提出方法など詳細問合せは、市財政局ファシリティマネジメント推進課【電話】045・671・3803。
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