寺尾中学校3年の山口颯介さんが8月に開かれた陸上の全国大会に出場し、110mハードルで全国8位の好成績を収めた。また、同校陸上部のリレーチームは関東大会で5位に入賞。山口さんら3年生は最後の大会となる10月の県大会に向け、「最後まで自分たちらしく戦いたい」と練習に励んでいる。
8月20日に福井県で開かれた「第51回全日本中学校陸上競技選手権大会」。初めての全国大会出場となった山口さん。「出場が決まった時は嬉しかったけれど、プレッシャーも大きかった。でも、先輩が昨年この大会で悔しい思いをしていたので、雪辱を果たしたかった」と話す。
これまでの大会で1台目のハードルの入り方が課題と捉え、大会前に猛特訓。全国大会では予選を7位で通過し、決勝に進んだ。初出場で全国8位という結果に、「自己ベストのタイムを目指していたが、スタートで遅れて自分の走りができなかった。決勝で走れたことは嬉しかったが、悔しさも胸に、これから更に練習を頑張っていきたい」と力強く語った。
1年時からチーム組む4人
また、同校陸上部は、8月に行われた「第52回関東中学校陸上競技大会」の4×100mリレーで5位に入賞した。
出場したのは、山口さんのほか、同じく3年の井上虎南さん、大野秀斗さん、杉浦聖成さん。
1年生の時からチームを組んできた4人。今回関東大会に初めて出場し、5位入賞という嬉しい結果を残した。部長を務める井上さんは「大会前のタイムでは出場24チーム中8番目で、決勝に進めるかも難しい状況だった」と話す。しかし、チームワークが強みの4人。バトンパスを極めようと、毎日自宅に持ち帰って練習するほど徹底。全員で「県大会以上のプレッシャーはあったけれど、思い出に残る夏にできた」と胸を張った。
10月には最後の大会で、これまでの大会で勝てなかったライバル校との再戦ともなる県大会が控える。「最後まで自分たちらしく戦いたい」と練習に励む選手たち。顧問の横山和朗教諭は「4人揃っての最後の大会。高校や大学と、今後の陸上生活につながるよう、悔いなくやり切ってほしい」とエールを送った。
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