みその公園「横溝屋敷」=獅子ヶ谷=で10月6日、屋敷前の150坪の田んぼに育つもち米の稲刈りが行われれた。近隣に住む親子などが参加し、汗を流した。
これは、住民に稲作を体験してもらおうと同館が2006年から行う「五郎兵衛稲作教室」の一環。毎年80人ほどが参加し、田おこしから稲刈り、脱穀など稲作の一連の流れを体験する。教室名の「五郎兵衛」は、同屋敷を建てた横溝家で代々長男が受け継いでいた名前。横溝家もまた、古くから屋敷周辺の広大な土地を使って稲作をしていたという。
今回の稲刈りには、米作りの経験もある地元のボランティア約10人も協力。鎌の使い方など稲刈りのコツや注意点を丁寧に伝え、参加者たちが楽しみながら稲を収穫した。その後は稲を束ね、施設内で乾燥。今月末に行われる脱穀に備えた。
同館の新田弘子館長は「初めて体験したという方も多く、参加した皆さんの笑顔が印象的で開催できてよかった」と語った。
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