神奈川区内の福祉施設と地域が連携して取り組んでいる3事例の発表会が11月28日、神奈川公会堂であった。区社会福祉協議会と菅田・羽沢地区福祉施設等連絡会の共催で行われた。
「地域でともに」をテーマに開催された連携事例発表会。同連絡会は約10年前に高齢者施設の多い菅田・羽沢地区で発足した。開会のあいさつで杉本信雄会長は「地域の皆さまと連携していくことが社会福祉法人としての役割だ。発表を聞いて今後の活動のヒントにしてほしい」と述べた。
高齢者、園児と交流
あおぞら第2保育園と六角橋北町第一七星会は、同シニアクラブの地域サロンの開催場所を保育園側に提供してもらったことで、高齢者と園児、その保護者との交流が深まった事例を発表した。主任保育士の片岡亜希さんは「子どもたちは、人と関わる心地よさを感じているようです」と感想を話した。
施設を開放
そんぽの家横浜神大寺は神大寺地区に会場を提供して地域サロンを共催している。「地域に貢献できることはないか」と模索していた施設側と「もう一カ所サロンを運営したいが場所がない」という地域側の思惑が一致して実現。ホーム長の山口太一さんは「地域に根ざした活動として継続していきたい」と話した。
施設職員が地域活動
菅田地区社協と菅田地域ケアプラザが行っているボランティア派遣事業「菅田安心ボランティア」に、菅田心愛の里とけやき荘が協力し、施設職員が草刈りなどの活動に汗を流している事例も紹介された。
区社協の富井亨事務局長は「施設と地域が一緒に企画・運営している事例はたくさんあるはず。取り組みが区内全域に広がってもらえれば」と期待感を示した。
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