相鉄・JR直通線の開通までいよいよ1年近くとなった。開通に伴い、羽沢南2丁目に建設中の新駅「羽沢横浜国大駅」が開業する。同路線はJR東海道貨物線と繋がり、都心へのアクセス向上が期待される。
同線の開通は都市鉄道の利便性の向上を目的とした神奈川東部方面線事業の一つ。独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が路線・駅の整備主体、相鉄鉄道と東京急行電鉄が営業主体として事業に関わっている。
新設される路線は、西谷駅から羽沢横浜国大駅を経由し、新宿方面へと繋がる相鉄・JR直通線と西谷駅から新横浜駅(仮称)を経由し渋谷・目黒方面へ繋げる相鉄・東急直通線となる。
同事業は、2005年の都市鉄道等利便増進法を受け、実施された。乗り換え回数の減少や速達性を上げることで新宿や渋谷方面、新幹線の発着駅である新横浜駅へのアクセスの向上が狙いだ。
当初は、15年までの開業を目指していたが、用地取得の難航による工事の遅れなどで開業時期が順々に延ばされてきた。16年には相鉄・JR直通線が19年度下期、相鉄・東急直通線が22年度下期までの開業になる見通しが立った。
相鉄・JR直通線の開通に伴い、「羽沢横浜国大駅」が開業する。1月20日に同場所へ訪れると黒と橙を基調とした駅舎が建ち、駅名が刻まれていた。羽沢地区自治連合会の岐部文明会長は「都心へのアクセス向上により、人の交流が多くなり地域の活性化が期待できる。いち早く開通してほしい」と期待を話す。
路線新名称が決定
相鉄鉄道と東京急行電鉄はこのほど、建設を進めている神奈川東部方面線事業について西谷駅〜新横浜駅(仮称)の路線名を「相鉄新横浜線」、新横浜駅(仮称)〜日吉駅を「東急新横浜線」と決定した。
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