神奈川県議会は5月14日に本会議を開き、新議長に神奈川区選出の自民党・梅沢裕之氏(62歳・5期)、副議長に公明党・渡辺均氏(61歳・5期)をそれぞれ選出した。
就任後、本紙のインタビューに応じた梅沢氏は「父が平成元年、私が令和元年に議長を任された。今年は議会が初めて招集されて140年の節目でもある。しっかりした一歩を踏み出しなさいと言われていると自分なりに解釈している」と話し、「議員の皆さんとしっかり議論して同じ方向を向いて新しい時代の第一歩を作っていきたい」と力を込めた。
チェック機能高める
議会の運営については「ただ先例をなぞって物事を決めていくのではなく、これで本当にいいのかというチェックの機能を強め、今後議会が150年、160年と続いていくための幹となる部分を示したい。マスコミの力を借りたり、委員会を地域で開催するなどして、県議会の役割を知ってもらうためにも発信力を高めていきたい」と方針を話した。
柔軟な対応を
3期目を迎えた知事とのかかわりについては「長期的な目標として掲げている『かながわグランドデザイン』の計画や『人生100歳時代』などの政策が、県民にとってどうだったのかを確認する時期。是々非々で臨みたい」とした。議員からの政策に対しての質問が、所管外という理由で行政に答えてもらえないことがあることを課題に挙げ、「これからは柔軟に対応してもらえるようにしていきたい」と抱負を語った。
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