私立捜真女学校高等学校放送部の前田幸香さん(2年)が、11月17日に小田原東高校で行われた「神奈川県高等学校総合文化祭放送・情報部門大会(ビデオメッセージ部門)」で教育長賞を受賞した。老舗料理店の看板メニューの再現エピソードを上手くまとめたことが評価された=中面に関連記事。来夏に行われる全国大会の切符も手にした。
この大会は、毎年11月に開催されている県内の高校生による芸術活動の祭典。前田さんは今回、県内の地域に関する話題を取り上げ、全国に伝えるためのビデオ作品を制作する「ビデオメッセージ部門」に出場し、20校の中から最優秀賞にあたる教育長賞を受賞した。
同校放送部は中高合わせて17人が所属する。前田さんは現在、「番組班」として2人の中学生と活動している。
自身もこれまでメンバーの一人として先輩たちの「仕事ぶり」を学んできた。カメラ撮影をはじめインタビューやナレーション、編集などをすべて一人で担う大変な作業だが「初めて代表として作り上げた作品が最優秀賞に選ばれてうれしいです」と感想を述べた。
老舗料理店テーマに
取り上げたテーマは、同校の近くにある老舗料理店「島田橋やぶ」=松本町=の創業時の人気メニュー「都シチウ」の再現エピソードだ。制作期間は約1カ月。社長や料理人、常連客などを取材し、100年の歴史を5分の動画にまとめ上げた。「お店の方の想いを短い時間内に収めることに苦労した。取材にとても好意的で、撮り直しにも快く応じてくれて助かった」と振り返る。
夏に行われる全国大会への出場も決まった。「ギリギリまで磨きをかけて、県代表として自信をもって臨みたい」と抱負を語った。
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