新型コロナウイルス感染症の影響で外食産業が打撃を受ける中、飲食店やホテル向けに青果を栽培する生産地でも多くの野菜が売れ残り、廃棄になる危機に直面している。事態改善の一手になればと、横浜中央卸売市場の野菜卸売業者・つま正が栄町の本社前で「ドライブスルー八百屋」を始めた。
買い物中の「密」状態に不安を覚える消費者が多いことから、車に乗車したまま様々なサービスが受けられるドライブスルーが各地で広まっている。つま正では、野菜の詰め合わせなどをスタッフがトランクに積み込む「ドライブスルー八百屋」を5月2日から実施。レストランや飲食店に卸せずにいた全国の生産者から新鮮な野菜や果実を仕入れ、鮮度を保てる特別な冷蔵環境で出荷まで保管し、一般消費者に安価で販売している。
珍しい野菜も紹介
同社は飲食店などの業者を対象にした販売を行っているため、一般には流通することが少ない珍しい野菜も取り扱っているという。
ドライブスルー八百屋では、普段の買い物ではお目にかかれないようなこれらの「ご当地野菜」をサービス品として提供している。小山正和取締役統括部長は「ニッチな野菜は作り方が分からないからと敬遠されがちだが、おいしいものがたくさんある。多くの方に知っていただく機会になれば嬉しい」と、自宅で作れるレシピも添えている。
販売品目は野菜・果物18種類と卵セットの3500円(税込)と、米5kgを加えた5000円(税込)の2種類。火・木・土曜の週3日、午前9時から午後3時まで行う。事前予約制のため、【URL】http://www.foodsupply.co.jp/drivethrough/から申し込む。
問い合わせは同社【電話】045・441・0889/栄町88の1
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