「とりあえず」やってみる
○…ボランティアに興味のある学生が一歩を踏み出すきっかけを作れたらと、神奈川大学の同級生らで企画した「かながわユースフォーラム」。経験者の話を聞いたり、参加者同士が意見を交わし双方向の交流を深めることで、未経験者のボランティアへの敷居を取り払って「やってみたい」と思える催しを目指す。「ボランティアよりアルバイトと考える学生もいると思うけど、一回くらい経験してもいいかなと思ってほしい」と話す。
○…学生ながらボランティア経験豊富。中学3年から地元・山梨で子どもの地域活動を支援するジュニアリーダーを務め、今もシニアリーダーとしてジュニアサポートに当たるほか、大学1年後期からは教授の紹介で区内のこども食堂や放課後支援など、興味のある分野のボランティア活動に個人で参加している。大学では地域課題への対策を考える社会教育課程の講義を取り、学外実習を積極的に行うゼミに所属してゼミ長に就く。「学外に出て、大学の中だけでは出会えない人たちとのつながりが増えたらいいなって思います」
○…人前でも臆さない性分は、小学2年から中学入学まで毎年欠かさず出演した、自治体ミュージカルで育まれた。友人の同舞台を見て興味を持ち、翌年すぐにオーディションに申し込み合格。未経験のダンスなど、多くの習い事をして上達に励んだ。人前に立つ経験が糧となり、学芸会では台詞のある役を、学級委員長や生徒会にも立候補し利発ぶりを発揮した。
○…文房具集めが趣味。雑貨屋さんをのぞくのが好きで、今年の手帳はオーダーメイドなのだと微笑む。モットーは「とりあえず」。パッと思い浮かんだ時、迷った時はとりあえずやってみる―。行動力溢れる姿に若さがみなぎっている。
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