東神奈川の笠䅣稲荷神社で恒例の例大祭祭典が8月1日に実施され、國學院大學で神職の作法などを学ぶ神道系サークル「瑞玉會」の学生たちが奉仕に参加した。
同大学には神職養成を目指す神道文化学部があり、より実践的な知識と技術を身に付けたい学生は「瑞玉會」に所属し、祭式(神職の作法)・雅楽・舞などを学んでいる。73年前に創設された伝統あるサークルだ。
笠䅣稲荷神社の小野和伸宮司は、同大学で准教授を務めており瑞玉會のOBでもあることから、学生たちに実践の場を設けようと、例大祭時には毎年学生を招いてきた。
今年は新型コロナウイルスの影響で神輿渡御や盆踊りは中止となったものの、神事は執り行われ、神社関係者・学生5人・氏子総代らが参加。宮司が感染症収束を願う祝詞を読み上げ、学生による舞奉納も行われた。
1年生から毎年参加し卒業後は神職の道に進むことを決めた河野忠由さん(4年)は「毎回緊張感を持ち、新たな気持ちで神様と地域の皆様の前に立っている。伝統の儀式を変えることなく引き継いでいくのは大変なこと」と話した。舞を奉納した下岡紗耶加さん(2年)は「お宮によって物の配置が違うので、臨機応変さが求められる。今後は鈴の音の大きさなど細かなところにも気を配りたい」と振り返った。
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