新型コロナウイルスへの感染を恐れて医療機関の受診控えが増える中、済生会神奈川県病院=富家町=では体調や健康面に関する相談を無料で受け付ける窓口をイオンスタイル東神奈川=同=に設置している。
「なでしこ保健室」と題し、第1・3水曜日の午前11時から午後2時まで、同店1階の入り口付近で実施。心不全やがん、肥満、うつ病など、毎月決まったテーマをもとに保健師や管理栄養士、薬剤師、歯科衛生士といった専門の医療従事者が個別相談に応じる。テーマに関連しない相談も可能だ。
病院に隣接する同店の協力を得て8月から始め、会場で配布するチラシなどで取り組みを知った買い物客らが毎回20人ほど訪れるという。21日の相談室に訪れた東神奈川に住む74歳の女性は、「買い物のついでに体の不安を専門家に相談できるのはありがたい。話を聞いてもらうだけでも安心につながる」と笑顔を見せた。
自己判断による受診控えは思わぬ重症化につながる恐れも指摘されていることから、相談室で対応にあたる看護師は「受診するほどではないと考えている小さな悩みも気軽に相談してほしい。保健や介護、医療に関する不安を少しでも和らげてもらえる、まちの身近な相談室として活用してもらえたら」と話した。
11月4日と18日は「介護予防と介護保険」をテーマに、嚥下体操や介護予防体操、介護認定や介護保険制度に関する解説を受けられる。
問い合わせは同院【電話】045・432・1111。
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