神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2020年11月26日 エリアトップへ

神奈川台場「遺跡指定を」 市民団体が市に要望

社会

公開:2020年11月26日

  • X
  • LINE
  • hatena
地上に残る台場の石垣
地上に残る台場の石垣

 横浜開港期に築造された砲台「神奈川台場」を保存・継承していこうと取り組む市民団体が10月20日、台場の遺跡指定を求める署名1330筆を横浜市に提出した。

 市は台場の遺構が地中に眠る一帯で3棟の高層マンション建設などの再開発計画を進めており、遺構の想定位置を避けた形で整備を行うとしている。しかし、「神奈川区にある台場保存会」の下村誠子会長は「台場を破壊してしまうことになるかもしれない。マンション計画は見直すべきだ」と強調する。

 神奈川台場は開港翌年の万延元(1860)年、諸外国の船舶に対する防衛のために築かれた砲台。勝海舟の設計により、伊予松山藩がわずか1年で神奈川宿の沖合に築造した。

 神奈川台場はほぼそのままの形で地中に現存しているとされ、同会では「横浜開港の歴史を後世に伝える遺跡として保存するべき」と訴えている。下村会長は「復元には多額の費用が掛かるかもしれないが、観光名所となる可能性を秘めている貴重な遺産。神奈川区民だけでなく、横浜市民や神奈川県民にとっても価値のある神奈川台場を遺跡指定し、多くの人に存在を知ってもらいたい」と話している。

神奈川区版のローカルニュース最新6

羽沢横浜国大駅 開業5周年で記念入場券を11月30日から販売

貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立

「横浜10大ニュース」で2024年を振り返る

「横浜10大ニュース」で2024年を振り返る

投票受付中、抽選でプレゼントも

11月23日

初の「よこはま子ども国際平和シンポジウム」で小中学生ら議論

悲願の優勝へ決意表明

ラグビー横浜キヤノン

悲願の優勝へ決意表明

リーグ開幕前に出陣式

11月22日

光と音楽が織りなす横浜冬の風物詩「ヨルノヨ2024」

光と音楽が織りなす横浜冬の風物詩「ヨルノヨ2024」

12月5日から30日、都心臨海部で

11月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月7日0:00更新

  • 10月31日0:00更新

  • 8月8日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook