■おすすめの本は・・・
『作家のお菓子』
編集:コロナ・ブックス編集部 出版社:平凡社 発行:2016年11月
■こんなお話です
表紙いっぱいに写された美しいケーキ達。目にも鮮やかなこちらは、文豪・谷崎潤一郎が贔屓にした熱海の洋菓子店「三木製菓」のケーキです。
有名作家たちのお菓子にまつわるエピソードがふんだんに紹介されたこの本によると、谷崎は戦時中に別荘のあった熱海へ疎開し、戦後そのまま移住したとのこと。三時のおやつは家族で三木製菓のお菓子を食べるのが楽しみだった…と、孫の渡辺たをりは回想しています。
他にも、夏は仕事場で「ガリガリ君」を食べるのが日課だった水木しげる、やっぱり「あんパン」に深い思い入れがあったやなせたかし、意外にも(?)甘党で好物は「氷あずき」だった江戸川乱歩、などなど。甘い物をつまみながら読書がしたくなる1冊なのです。
■おすすめの理由は・・・
この本で紹介されているお菓子は、老舗の銘菓からお馴染みの駄菓子、家族の手作りケーキまで実に様々。巻末には掲載店リストが付いているので、実際に食べてみたいお菓子を購入することも可能です。
《協力:神奈川図書館》
横浜市神奈川区立町20-1/【電話】045・434・4339
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