■おすすめの本は・・・
『そうか、もう君はいないのか』
著者:城山三郎 出版社:新潮社 発行:2008年
■こんなお話です
休館日の名古屋公衆図書館にたまたま来合わせた大学生と女子高生。これが杉浦英一こと後の城山三郎さんと、妻 容子さんの運命的な出会いでした。
交際を反対され、いったん別れ離れになってしまうものの、社会人になってから名古屋のダンスホールで奇跡的な再会を果たします。やがて昭和29年に結婚し、二人でユーモアあふれる円満な家庭を築きます。
城山さんは直木賞作家として地歩を固め、次々と大作を世に送り出していきます。しかし平成11年秋、容子さんにガンが見つかり、余命3ヶ月の宣告を受けることに・・・。
最晩年の城山さんが最後の力を振り絞って書き残した、夫婦の感動の記録です。
■おすすめの理由は・・・
何度読み返しても、城山さんの悲しみの深さが胸を打ちます。2009年には田村正和さん、富司純子さんの主演でドラマ化もされました。また2010年に文庫化されています。
《協力:神奈川図書館》
横浜市神奈川区立町20-1/【電話】045・434・4339
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