■おすすめの本は・・・
『ぼくらの津波てんでんこ』
著者:谷本雄治 出版社:フレーベル館 発行:2011年11月
■こんなお話です
東日本大震災から10年をむかえました。
今回ご紹介するのは、“釜石のきせき”を取り上げた児童書『ぼくらの津波てんでんこ』です。岩手県釜石市では、市内にある14の小中学校の児童・生徒合わせて約3,000人がほぼ生き残りました。この奇跡が起こったのには理由があります。震災前から、学校で防災教育、避難訓練がくり返し行われてきたのです。これを受けた子どもたちは、あの恐ろしい災害の中“てんでんこ”に逃げることができました。
奇跡を起こした釜石の子どもたちや、周りの大人の思いを丁寧に取材した本です。ぜひ、この節目に手に取ってみてください。
■おすすめの理由は・・・
2021年に横浜市立図書館は開業100周年をむかえます。これを記念して、様々な本の100ページ目で出会える言葉を紹介するTwitterアカウント「100ページ目のことばたち@横浜市立図書館」が開設されました。この『ぼくらの津波てんでんこ』の100ページ目にも、当時の釜石小学校長・加藤さんの、胸に迫る報告の言葉が載っていました。どうぞ探してみてくださいね。
《協力:神奈川図書館》
横浜市神奈川区立町20-1/【電話】045・434・4339
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