■おすすめの本は・・・
『文字の読めないパイロット』
著者:高梨智樹 出版社:イースト・プレス 発行:2020年
■こんなお話です
「識字障害」という言葉を知っていますか? 知的発達や言語発達の遅れはないものの、文字の読み書きが困難なことをいいます。
ドローンパイロットとして活躍し、18歳の若さで起業した高梨智樹さんは、テレビ番組の取材をきっかけに、自身が重度の識字障害であることを公表しました。高梨さんは周囲のサポートを受けつつ、「できないことはやらなくていい、できることを伸ばせばいい」と柔軟に捉えて、一つひとつの物事に真剣に取り組んでいきます。そして、障がいを持つ児童生徒の自立や自己決定を支援するDO-IT Japanプログラムに参加してから、さらに活躍の場を広げていきます。
生き方や働き方が多様化する時代、自身と向き合い、前向きで積極的に過ごす高梨さんの生き方をのぞいてみませんか?
■おすすめの理由は・・・
本の中に、「自分の可能性を信じ、みずから何かを選び取ることが大切」という言葉が出てきます。高梨さんの生き方にふれていくと、この言葉の意味がより一層胸に響きます。
《協力:神奈川図書館》
横浜市神奈川区立町20-1/【電話】045・434・4339
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