『D坂の殺人事件』江戸川 乱歩ＫＡＤＯＫＡＷＡ／角川文庫(C)2016 朝霧カフカ・春河35/ＫＡＤＯＫＡＷＡ/文豪ストレイドッグス製作委員会
■おすすめの本は・・・
『Ｄ坂の殺人事件』
著者：江戸川乱歩 出版社：ＫＡＤＯＫＡＷＡ／角川文庫 発行：2016年
■こんなお話です
この作品は、江戸川乱歩の著作の初期のもので、明智小五郎が初めて登場します。
物語の始まりは東京のＤ坂にある喫茶店、冷しコーヒーを啜る主人公。顔見知りになった探偵小説好きの男、明智小五郎と共に、向かいの古本屋で起きた殺人事件の謎ときに挑みます。
描写される店の様子、食べ物、登場人物の服装などに当時の東京の雰囲気がよく表れています。
こちらの想像を超えた結末から、乱歩の独特の世界観を堪能できます。
表題作他探偵小説を中心に5編を収録しています。
■おすすめの理由は・・・
白梅軒という喫茶店の名前、アイスコーヒーのことを冷しコーヒーと言っていることなど、1ページ目からレトロな雰囲気の描写が新鮮で引き込まれました。当時の東京の風俗も興味深いです。
《協力：神奈川図書館》
横浜市神奈川区立町20-１／【電話】045・434・4339
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