洲崎大神の宮司を務める 吉田 錦之さん 青木町在住 50歳
父から歴史継ぎ、次代へ
○…源頼朝が1191年に創建したとされる洲崎大神。先代である父が昨年3月に他界し、その2カ月後に宮司の職を引き継いだ。宮司として2回目となった今年の例大祭は、コロナ禍以前に近い規模で開催することができた。「地域の中でのお役目として神社を預かっているので、責任を持ってこの歴史を守っていきたい」と就任の意気込みを改めて口にする。
○…同神社の社家のもとに生まれる。小学校から高校までは桐蔭学園に通い、中高生時代の放課後には、戦をテーマにしたボードゲームを大人数で楽しんでいたという。「戦略とかを考えるのが好きだったんですよね。あんまり勝った記憶はないけれども」と笑う。その頃のテスト勉強の時、友達に教えたりすることが好きだったといい、大学生の頃からはアルバイトで塾の講師を務めるように。「色んな生徒に会えるので、ずっと新鮮で楽しいんです」と今でも教壇に立っている。
○…幼少期から青木町で過ごす中で、時代とともに移り変わる地域の姿を目の当たりにしてきた。地元への愛着も自然と湧き、「横浜以外に住むつもりも無かったので、将来は漠然と市の職員などになろうかと考えていました」と話す。しかし東京大学工学部への入学を機に、理系の道へ進む。ウィンドウズ95が登場した時期には、都内に住みながらパソコン教室の講師をしていたこともあったが、ブームが去った頃に故郷へと戻ってきた。
○…800年を超える神社の歴史を継ぎ、その役割を全うすることが大切だという。「神社は地域の受け皿となる、いわゆる共益の存在。地域の中心として、また震災や歴史を経験している場所でもあるので、そのような歴史を次の世代に繋いでいけたら」
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