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公開日:2023.02.02

白幡小5年生
地元の水産物と流通学ぶ
3年ぶり「魚のプロ」登壇

  • 「せり」の体験を行う児童

  • ホウボウのおいしさを語る村松さん

白幡小学校で1月27日、横浜市中央卸売市場魚食普及推進協議会が5年生(133人)に向け市場の役割や魚のおいしさを伝える出前授業を行った。新型コロナ感染症拡大で同会が主催する授業は3年ぶり。子どもたちは横浜近海で獲れる魚に目を輝かせていた。

 同市場の魚食普及推進協議会は、横浜市が事務局となり水産物部の卸売事業者2社と仲卸事業者の組合などで構成される団体で、魚食の普及・拡大や消費促進を目的として活動している。

 出前授業当日は、小柴漁港から水揚げされたスズキやイシダイ、クロメバルなど17種類の水産物が登場。同市場に仲卸会社を経営し「おさかなマイスター」として活動する村松亨さんと卸売会社の杉浦邦弘さん、鈴木陽三さんが講師を務めた。

 最初に村松さんが、イシダイやホウボウを手に持ちながら、横浜近海で獲れる魚の豊富さや種類、おいしい食べ方などを説明した。

「せり」を体験

 魚の流通について学ぶ場面では、漁師が獲った水産物が消費者まで届けられる流れを学んだ。そこでは、食中毒などを防止するために、食品衛生検査所で検査するなど食の安全に注意していることや、どのように水産物に値段をつけるのかなどを説明した。

 相対取引については、値段をつける仲卸の村松さんと各地から市場に水産物を集荷している鈴木さんが劇を披露。児童らは、天候や漁獲量、鮮度などの条件をもとに値段が決められていることを学んだ。

 「せり」の体験では、児童も参加。同市場で実際に行われている「手やり」の方法で、児童らは手をあげて手で値段を表現して、マダイなどの値段をつけた。

 同会が持参した水産物に児童らが触れる時間も設けられた。授業を受けた児童は「たくさんの種類の魚を知れて楽しかった」「実際に魚を食べてみたくなった」など感想を話した。

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