神奈川大学は、横浜キャンパス=六角橋=をはじめとした3つのキャンパスでビールの原料となるホップを栽培し、1月30日にビールの完成を祝ったイベントを各キャンパスで行った。
同大学では昨年度、みなとみらいキャンパスで緑化や農業の体験、地域との交流などを目的に、大学職員らを中心としてホップの栽培を試験的に実施。今年度は学生も参加し、横浜・湘南ひらつかキャンパスにも取り組みを広げた。
横浜キャンパスでは学生と教職員30人ほどが参加し、6月にホップの苗を10鉢のプランターに植え付け。月に2回栽培状況を確認し、12月の最終収穫を経て、昨年末に330ミリリットル600本が大阪府のブルワリーで醸造された。
完成品は「六角ラフト」と命名。今後の地元との連携を意識し、六角橋商店街のアーケードやホップなどで六角形を形取ったラベルデザインには、商店街のレトロ感と親しみやすさなどを盛り込んだ。また味は、香りやコクなどのバランスが良いクラフトビール定番の「ペールエール」とした。
完成イベント当日は、栽培から醸造までの振り返りや各キャンパスの完成品の味の比較、ラベルに込められた思いの発表などが行われ、キャンパス同士をオンラインでつなぎ達成感を共有した。参加した学生は「自分たちの考えた名前やラベルのデザインが成果として出来上がることは、とても嬉しくやりがいがあった」と喜びを口にした。
次年度以降の内容は未定だが、継続してビールを造る場合は販売なども視野に入れていきたいという。
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