開発したレトルト発酵スープカレーが神奈川なでしこブランドに認定された 目黒 美沙さん 白楽在住 37歳
食を通じて社会貢献を
○…長年、飲食業界に身を置いた経験から、健康や食品ロスを考え商品化した「レトルト発酵スープカレー」。1月26日に女性が開発に貢献した優れた商品やアイデアを認定する「神奈川なでしこブランド」に神奈川区で唯一選ばれた。「商品のブランディングに力を入れていたので認定されて嬉しいです」となでしこブランドと表記された商品を手に喜ぶ。
○…白楽で生まれた。白幡小で学び、中高は山手学院に進学。バスケと勉学に励んだ。語学への興味から大阪の関西外語大の短期大学部へ。卒業後は、乳がんを罹った母の看病で地元に戻ったが、1カ月後には帰らぬ人に。それから家でよく料理をするようになり、食への関心を持った。
○…赤レンガ倉庫内にある飲食店chano-maやワイン専門のバーなど様々な飲食店で調理や店舗マネジメントの経験を積んだ。バーの客で他の飲食店の店長をしていた夫と結婚し二児の母に。その後、夫婦でみそ専門の創作居酒屋を綱島のビル2階に開業。軌道に乗り始めた矢先、夫が急逝してしまい、180度状況が変わった。
○…悲しみに暮れる暇もなく、店舗の継続を決め「子育てをしながらできるものを」とみそを生かしながら「発酵スープカレー」を開発し再スタートしたが、新型コロナが流行。クラウドファンディングなどに挑戦しながらレトルト販売に切り替え、どうにか商品化に漕ぎつけた。
○…しかし長女が小学1年生になる前の昨年2月で店舗を閉店。「子どもの大事な時期にそばにいてあげたい」という思いからだ。「辛い思いを経験したからこそ、生まれた『社会に貢献したい』という信念をこれからも食を通じて実現し、路面店へ店舗を復活できれば」と前を見据える。
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