白幡上町自治会(大西隆会長)はこのほど、「防災・防犯まちづくりプラン」を策定した。横浜市の地域まちづくり支援制度を活用して作られたもので、新年度から同プランに沿ってまちづくりを進めていく。
白幡上町は、白楽付近の六角橋商店街などの商業地に隣接しており、東急東横線の沿線東側にある丘陵地に郊外住宅地として発展した地域。木造住宅が密集し、地震など大規模災害時の火災延焼被害を大きいとされる「不燃化推進地域」に指定されているほか、高台で傾斜地の住宅が多く、急坂や狭あい道路が網目状につながり、災害時の緊急車両の通行や住民の避難に課題がある。
そこで白幡上町自治会は2015年に、防災などをテーマにまちづくりプランを策定するため調査などを始めていたが、体制が整わず一度流れてしまった。しかし、21年4月に同自治会の大西隆会長=人物風土記で紹介=らが中心となり「白幡上町防災・防犯まちづくりプラン」の策定へ再び動き出した。
同プランは、まちづくりに関するプランの策定やプランに沿った整備に助成金の交付やコーディネーター派遣などができる「横浜市地域まちづくり支援制度」を活用して実施。策定の際は、町内の危険な場所を把握するためにまち歩きを実施したり、町内の住民に向けたアンケート調査などを行い、整備が必要な場所の把握や整備の実施期間などを検討した。
新年度から整備へ
同プランは「住民が防災力を発揮できるまち」を目標に3月に完成。新年度からカーブミラーや防犯灯の設置、水道から消火できる街かど消火栓の設置などプランに沿って整備を始めていく。
大西会長は「町内の住民のみなさんの協力があり、整備をスタートできます。安全・安心な町を目指していきたい」と意気込みを話した。
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