神奈川消防署で4月16日、消防功労者消防庁長官表彰伝達式及び消防団長表彰が行われた。
今回表彰を受けたのは、神奈川消防団第四分団と、第九分団第二班の団員・永田清一郎さん。第四分団は、今年3月3日羽沢町の産業廃棄物処理施設で発生した火災現場に出動。団員たちは災害情報を受信後、通常業務を中止し速やかに現場に駆け付けた。発災地点は道路が狭く、水利が不足する地域であったが、地理に精通した消防団員たちは、積載車の機動力を活かし周辺への延焼防止など有効な放水活動を行った。日頃の訓練の成果を発揮し、他団員の模範となる活動が表彰につながった。
永田さんは、3月22日片倉4丁目で発生した自動販売機が燃えた火災に対応した。自宅で火災の発生を知った永田さんは、すぐに現場に駆け付けると避難誘導や消火器の搬送支持を迅速に実施。消火器4本を使用した初期消火により火勢が鎮圧され被害の抑止につながった。日頃からの災害対応意識の高さは、消防団の模範となる活動であり、市民の安全・安心につながるものとして表彰された。
消防団の⻆田伯雄団長は、「このような素晴らしい活動は、消防団長として非常に誇らしく思います。他の消防団員の模範となるほか、市民貢献度も高いと考えます。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を贈った。
消防団辞令交付式も
当日は、神奈川消防団前期辞令交付式も同時に開催された。今年度は、31人の新入団員(うち女性13人)、昇任者16人(同4人)となり、総団員数は427人(同101人)となった。
角田団長は、それぞれ歓迎と期待の言葉を述べ、「消防団は地域における消防・防災の中核的存在であることを自覚し、災害対応能力を向上させていかなければならない。災害の規模が大きいほど地域に密着した皆様の力が必要となってきます。消防団の力でこの神奈川区を守れるように、日々の活動を大事にしていきましょう」と呼びかけた。
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