■おすすめの本は・・・
『国宝の解剖図鑑』
著者:佐藤晃子
出版社:エクスナレッジ 発行:2018年
■こんなお話です
この本の最大の特徴は、美術本の紹介であるのにも関わらず、写真が1枚もないことです。イラストのみで、工芸品・絵画・彫刻・建造物等、約100件の国宝の見どころを分かりやすく紹介しています。そして、誰もが思っている「国宝って何?」「どうやって決めるの?」などの様々な疑問にも答えています。
最小の国宝は、志賀島から出土した金印で、一辺わずか約2.3cmの一円玉位の大きさに「漢委奴国王」の文字が刻まれています。また、最大の国宝は、東大寺大仏殿で、横幅57m、奥行きと高さは約50mと、木造建築としては世界最大とのことです。大小が対比して書かれていると、実に面白いものです。
写真で見たいと思えば、本は多数ありますが、まず最初にイラストのみのこちらから読み始めてはいかがでしょう。
■おすすめの理由は・・・
イラストでピンポイントに解説しているところが、お勧めです。実物のどんなところを見ればいいか、端的に書かれています。悠久の時代に思いを馳せ、この本を片手に全国の国宝を巡る旅に出かけてみませんか?
《協力:神奈川図書館》
横浜市神奈川区立町20-1/【電話】045・434・4339
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