■おすすめの本は・・・
『現代日本のブックデザイン史1996-2020』
著者:長田年伸
出版社:誠文堂新光社
発行:2021年
■こんなお話です
図書館で働いていると、毎日たくさんの本が目に入ります。そこで、今月は本の装丁に注目して「ブックデザイン史から出版史を描く」ことを、ブックデザイナーたちが中心となって目指した本をご紹介します。
本のジャケット正面にあたる「表1」をデザインの系統ごとに分析するほか、ブックデザイナー5名と行ったトークイベントの模様が収録されています。時代と共に変化を続けるブックデザインを見つめつつ、デザインという行為や出版業界全体についても深堀していきます。
様々な形態で読書が楽しめるようになった今、第一線で活躍するデザイナーたちの語りを通して、本や読書、言葉とどのように付き合っていくかを考えるきっかけになる1冊です。
■おすすめの理由は・・・
「装幀(そうてい)者」の菊池信義さんが語る「言葉との出会いの入り口が装幀です」という言葉が特に印象的でした。多様なブックデザインを眺めるだけでも楽しめる本です。
《協力:神奈川図書館》
横浜市神奈川区立町20-1/【電話】045・434・4339
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