■おすすめの本は・・・
『バッタを倒しにアフリカへ』
著者:前野 ウルド 浩太郎
出版社:光文社(光文社新書)
発行:2021年
■こんなお話です
表紙の写真は、著者が西アフリカのモーリタニアで、バッタの研究のため緑色の衣装を身に纏い、バッタの大群に向かっていく姿です。しかし、実は着いたとたんに大干ばつが発生して、モーリタニアからバッタがいなくなってしまったのです。バッタがいなければ、研究論文も書けず、就職先も見つからず、貯金も底を尽き、大ピンチに。
そこで、名もなき研究者はいかにしてコミュニケーション力を発揮し、就職活動をし、資金集めに成功したのでしょうか。
これまで、バッタの研究が、アフリカの食料飢饉を救うことに繋がっているとは、知りませんでした。バッタが好きすぎて、バッタアレルギー体質になってしまった著者の底力を食らいつくしてください。
■おすすめの理由は・・・
インパクトのあるタイトルに惹かれ、以前から読みたかった本です。「昆虫学者になりたい」という夢を叶えるため、失敗を繰り返しても諦められない姿勢に勇気をもらえます。
《協力:神奈川図書館》
横浜市神奈川区立町20-1/【電話】045・434・4339
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