アイン三枚町保育園(高橋美恵園長)は6月22日、アメリカ・カリフォルニア州の幼稚園「Berkeley Interanational Montessori」と ビデオ通話ツール「Zoom」を用いて交流した。同保育園から参加したのは、年長(5〜6歳)の14人。両園ともモンテッソーリ教育を実践。動物や果物カードを見せ合い、英語と日本語で会話などを楽しみ異文化を学んだ。
同保育園が海外の幼稚園と交流するのは、初めての取り組み。「教室から世界一周!」と題したプロジェクトを展開し、世界と日本の教室をつなぎ、同世代同士のオンライン交流の場を提供する(株)WTOC(ウトック/堂原有美代表)が両園をコーディネートしたことで、実現した。
教育手法深める目的も
今回の交流は、幼少期から異文化にふれることで園児に「世界を近くに感じてほしい」「多様性に寛容になってほしい」との目的があったほか、両園ともモンテッソーリ教育に力を入れており、交流することで教育手法を深めるきっかけにしたいと取り組まれた。
モンテッソーリ教育とは、「すべての子どもは自分を伸ばす力(自己教育力)を持っている」という考え方を基本に、子どもを観察しながら適切な環境を整え、自分のペースで取り組める支援を行う教育手法をいう。
今回の交流で同保育園は22日の午前9時15分〜9時45分まで、時差があるカリフォルニアの幼稚園では、21日の午後5時15分〜5時45分の時間帯に実施。時間になりビデオ通話ツール「Zoom」の画面をプロジェクターに映すと、両園の園児たちは、大きく手を振って盛り上がった。
好きな本の紹介も
交流がスタートすると、同幼稚園から動物のカードが画面に映し出され、保育園の園児が答えるクイズを行い、シマウマやウサギなどを英語で答えていた。今度は保育園から果物カードを示し、幼稚園の園児が日本語で答えるクイズも行った。その後は、互いの園の園児が好きな本を発表。カリフォルニアの幼稚園児がエリック・カール作の『はらぺこあおむし』を紹介すると、「この本知ってる!」と喜ぶ日本の園児の姿も見られた。最後には、ドレミの歌を両園で歌う取り組みに挑戦。日本語と英語の歌詞を交互に歌い、交流を深めた。
同保育園を運営する中央出版(株)の保育事業本部の岡田鉄平ゼネラルマネージャーは「幼少期から海外に触れる機会は大切だと思い交流会を企画した。将来、海外で国際的に活躍する人材が生まれると嬉しいです」と笑顔で話した。
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