「かながわユースフォーラム2023」が7月1日、神奈川大学横浜キャンパス=六角橋=で開催された。
同フォーラムは、同大学で社会教育課程を学ぶ学生の有志が実行委員会を作り、企画。2020年から活動しており、地域活動やボランティアなどを実践してきた学生が高校生や大学生などの若者に対してその活動を発表し、知ってもらう機会としている出会いの場だ。コロナ禍でも地域活動を模索。ビデオ通話ツールを活用しオンラインで開催した。昨年からは対面で実施している。
「『人の和』をつなげよう」が今年のテーマ。今年度の実行委員長を務める人間科学部3年の中田千雅(ちなり)さんは「『人の和』は学生団体や町内会などの人の集まりを指し、集まり同士をつなげる場にしたい思いでこのテーマにしました」と説明する。当日は学生や地域住民など250人以上が参加。会場では、6つの活動を発表する分科会と8つのテーマに分かれたパネル展が各教室で展開された。
町内会と連携
分科会で発表されたテーマの一つが「町内会×食×防災」。学生が斎藤分南部町内会(萩谷秀人会長)と防災活動を行った事例だ。6月17日に学生が町内会行事に参加。町内を地域住民と歩きながら、がけなどの危険個所を探したり、「モスキートバスターズ」と題して水溜まりにデミリン(羽化抑制剤)を投与し、蚊の発生を抑制する活動を行った。
町内を歩いた後は「非常食(アルファ米)の相棒は何だ!?コンテスト」というイベントを実施。アルファ米の相棒となる「おかず」を地域住民や学生が持ち寄り、「美味しい部門」と「アイデア部門」に分けて、コンテストを行った。美味しい部門は味のり、アイデア部門はチョコレートが1位に。受賞者には、手作りの賞状を贈呈し、祝った。
学生の発表を聞きに参加していた同町内会の萩谷会長は「大学は近くにあるが、なかなか学生と交流がなかった。今回をきっかけに繋がれてうれしいです」と話し「最初は学生も住民も緊張していたが、一緒に活動してみると、距離も縮まり、防災を学ぶ楽しい企画が実現できました。今後も学生との交流が続くと嬉しいです」と感想を述べた。
分科会は、「高齢者×地域×コミュニティ」をテーマにコミュニティカフェについて発表する内容や、高齢者を狙ったオレオレ詐欺の実態について報告し、どのような対策ができるか話し合う場、多様性やジェンダーについて考える内容など学生が主体となり幅広いテーマで実施された。
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