神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2023年7月20日 エリアトップへ

地域有志団体 献血で繋ぐ助け合いの心 中丸小学校で初開催

社会

公開:2023年7月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
献血には60人が参加=提供写真
献血には60人が参加=提供写真

 地元有志によって昨年設立された「地域献血実行委員会」は7月9日、中丸小学校=神大寺=で初の献血イベントを開催した。代表の志賀恭子さんは、「献血は一人でできるボランティア。これを機に、助け合いの輪を地域に広めていきたい」と話す。

 東日本大震災時には、中丸小でのチャリティコンサートや現地への支援物資の提供などに取り組んでいた志賀さん。その後も、熊本地震やウクライナ支援への寄付など、いくつもの慈善活動を行ってきている。

 災害時等は特に輸血のための血液の重要性も増す中、「神奈川県は献血率が全国的にも非常に低いと知った」と志賀さんは話す。一方で活動の現場では、「助けになりたいけどやり方がわからなかった」「ボランティアに興味はあるが機会がなかった」といった声も多く聞かれたといい、「助け合いの思いを持った人は地域に大勢いる。その人たちが参加する機会を用意できれば、大きな支援の力になるはず」と、これまでもともに活動していた仲間に声をかけ、昨年6月に8人で実行委員会を設立した。

一人でできる人助け

 生活するエリアで誰もが気軽に参加できるようにと「地域献血」と名付けた活動は、7月9日に中丸小で第1回目の開催を迎えた。神奈川県赤十字血液センターの協力のもと、当日は地域住民60人が参加。訪れた住民からは「地域貢献として非常に良いイベントだと思う」「自分でできる、誰かの役に立てるのは気持ちが良い」といった声が聞かれた。また、20代〜50代で初めて献血を経験した人も20人以上が来場。「今までは不安があったが、地域で行う安心感があり参加した」(20代の参加者)との声もあがった。志賀さんは、「多くの人が来てくれて、開催する意義に十分な手応えを感じた。アンケートでは、全員がまた協力したいと回答してくれて励みになった」と振り返った。

 献血には、採取した血液の保存期間や一人当たりの回数や量、年齢などに制限がある。「一人でも多くの人の支援が欠かせないもの。他人事ではなく自分事にしてもらいたい。特に若者世代の関心を深め、献血の世代交代も進めていきたい」と志賀さん。実行委員会では実施可能な場所を探し、今後も地域献血の活動を広めていく方針。「献血は一人でできるボランティア。身近な地域から少しずつ助け合いの輪を広めていきたい」と意気込みを語った。

神奈川区版のトップニュース最新6

「昔の写真、募集中」

六角橋商店街連合会

「昔の写真、募集中」

10月に参加型展示を企画

9月19日

サイエンス・ラボが始動

横浜市

サイエンス・ラボが始動

新たな教育データ構築

9月19日

20年越しの「世界一」

フットバッグ石田太志さん

20年越しの「世界一」

六角橋「ヤミ市」で毎月演技

9月12日

無電柱化が難航

災害時の第1次緊急輸送路

無電柱化が難航

計画策定時と同程度に

9月12日

陸上200mで全国5位

菅田中3年メリットさん

陸上200mで全国5位

全中入賞は同校初

9月5日

いじめ問題に漫画で光を

神奈川区在住かのんさん

いじめ問題に漫画で光を

AI創作で初出版

9月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 8月8日0:00更新

  • 6月6日0:00更新

  • 5月30日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook