■おすすめの本は・・・
『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』
著者:斉藤倫/著 高野文子/画
出版社:福音館書店
発行:2019年
■こんなお話です
床のあちこちに本が積み上がった家に住む、自称「いような(異様な)本ずき」である大人の“僕”のもとへ、小学生の“きみ”は、いつも唐突に、あけっぱなしの玄関からやってきます。ぼくはきみに様々な詩人の詩集を手渡し、2人は一緒に詩を読みます。
「くちずさむだけで、だいじょうぶだ、と思えるような詩がせかいにはたくさんある。」とは、主人公のぼくの言葉。その言葉の通り、この本では、日常ではなかなか触れ合うことのできない20篇の詩と出会うことができます。
物語の終盤では、“ぼく”と“きみ”の意外な関係が明かされ、長くて風変りなこの本のタイトルについての伏線回収にも注目です。
■おすすめの理由は・・・
カップめん、枝豆、ラタトゥイユ、コンビニのアイス、みずようかん。章ごとに、主人公が何かを食べようとする描写が出てくるのですが、読んでいると無性に食べたい気持ちに!ぜひ夏に読んでほしい1冊です。
《協力:神奈川図書館》
横浜市神奈川区立町20-1/【電話】045・434・4339
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