トップインタビュー 「体験通じた教育重んじ70年」 学校法人ニューライフ学園角和 一太朗理事長
-ニューライフ幼稚園が70周年を迎えました。設立の経緯を教えてください。
「昭和20年、戦争により焦土と化し、焼野原となるなか、冨米野キヌ女史がニューライフ幼稚園の前身を設立しました。自宅を改修し近隣の子どもたちの散髪や女性のための洋裁教室などを行いました。また、財団法人ニューライフ学園の認可を経て保育所も開設。その後は、アメリカで幼児教育の現場を学び『自主的に行動する力』の育成の必要性を痛感し、幼稚園の開設を決意します。設立認可の資格要件の整備が難航しましたが、その声を聞きつけた地元の篤志家角和一造翁が所有する丘の上の松林3200坪を幼稚園設立の基本財産として寄贈したことで、認可を得て昭和28年にニューライフ幼稚園が誕生しました」
―幼稚園の特徴は。
「ニューライフ幼稚園は、『丘の上の松林の幼稚園』として地域に親しまれ、『自然と関わりを大切にする遊び』を教育の柱としています。そして、一人ひとりが自主的・意欲的な子どもに育つことを目標に掲げて『子ども主体の生活推進型の教育実践』を積み重ねています。子どもに教え込む教育ではなく、子どもの興味・関心に合わせた体験(遊び)から生活力を伸ばす教育に力を入れています。令和5年度現在で認可定員は300人、クラス数は11クラスとなりました」
-新たなクラスも開設されると聞きました。
「共働き家庭が増え、幼稚園に期待される役割も多様化してきました。当法人も横浜市と連携して、横浜型預かり保育(エルマー)と放課後児童クラブ(スカイマスター)を開設し、保護者の就労のための支援を行っています。今年8月には、市の2歳児受け入れ推進事業に採択され、2歳児クラス(保育所同等の預かり可能)も始まります。どのクラスでも体験活動を通じて、子どもの自主性を育む教育を実践していきます」
―今後の展望は。
「幼稚園の基礎・基本を築き、発展に尽力いただいた歴代の教職員の皆様や父母の会をはじめ在園児・卒園児・保護者の皆様にご支援いただき70周年を迎えることができました。これからは、少子化が進むなかで当法人も選ばれる園になるよう、伝統を重んじながら新しい国際時代のニーズに即した法人運営に力を入れていきたいです」
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