白楽にあるニューライフ幼稚園(角和一太朗園長)では、10年前から大きな白いオウム「リンちゃん」を飼育している。アオメキバタンという種類で黄色のトサカが特徴。オーストラリアなどで群れをなして生息している。同園70周年を記念し「リンちゃん」を題材にした絵本『リンちゃんのぼうけん』が10月20日に完成し、1000部発行した。絵本は関係者のみに配布しているが、同幼稚園のホームページ(https://www.newlife.ed.jp/)で閲覧可。
卒園生が寄贈
「リンちゃん」は、2014年5月に卒園生から創立60周年記念を祝して寄贈された。今は、同園の事務室で飼育されており、園児たちが歌う『さんぽ』が好きで、「じょうず、じょうず」と声を発しながら、ダンスを踊る愛くるしい姿もみられるという。
絵本は、洋画家であり、絵本作家でもある前田麻里さんと娘の彩さんで制作。A4変形サイズ(210mm×270mm)の大きさで、絵本部分は全20ページのフルカラーで構成されている。
絵本のストーリーは、両親と仲良く過ごしていた「リンちゃん」が、親元を離れ、旅立つ場面からスタート。ペンギンやゾウ、クジャクなど様々な動物たちと出会い、「リンちゃんとは違う」種類の生き物と会話することで「違うことのすばらしさ」を体験していく。旅を続けるなかで、病気になってしまったウサギを助けるために、カエルと高い崖の上にある「あおいはな」を採りに協力する姿などもあり、「リンちゃん」が旅を通じて「キラキラとかがやき」ながら、成長していく姿が描かれている。
生きる力の原点を
同種のオウムは、雌と雄が協力して子育てを行う。そして、育てられた幼鳥は、3〜4カ月経った後、親元を離れて大自然の群れの中へ飛びだって行く特徴がある。角和麻衣子副園長は「現代の人間の子育てにも通じる部分があり、このオウムの習性をぜひストーリーに生かしたいと思いました」と振り返る。また、様々な動物との出会いを描いたことについて角和園長は「『自分とは違うすばらしさ』、多様性を絵本を通じて学び、生きる力を育んでほしいと取り入れました」と話す。
卒園生と縁があり、同園で飼育されている「リンちゃん」は、70歳まで生きると言われている。角和園長は「『リンちゃん』の絵本を作ることができ、70周年記念にふさわしい事業ができました。前田先生はじめ、園を支えていただいている皆さんに感謝したいです」と笑顔で話した。
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