社会福祉法人孝楽会(松田雍晴理事長)が運営する特別養護老人ホームけやき荘=菅田町=の駐車場内に「けやきっさ」と称した「地域の憩いの場」を開設した。12月25日までは、コスモスをテーマにした第3回けやき農園フォトコンテストの応募作品53点が展示されている。同展示の期間中は、午後2時から5時まで開放している。
「けやきっさ」は、黒が基調の2階建ての建物で、日が差し込む大きな窓が特徴。けやき荘に勤務する職員の休憩や入居者と家族の面会、地域住民の休憩スペースとして利用を想定し、開設した。2階は職員専用スペースとなっており、1階部分を入居者やその家族、地域住民などに開放していく方針だ。
同法人は、地域の高齢者介護の拠点としてだけではなく、地域福祉の拠点として、けやき荘を運営している。「けやきっさ」の開設について永野博之事務局長は「この地域は住民同士が集い、交流できるスペースが少ない。なかなか自宅からの外出が少ない高齢者などが出かけるきっかけとして、けやきっさに立ち寄っていただければ」と拠点開設の思いを話す。
また、昨年4月から西菅田団地の移動支援の取り組みに車両の貸し出しなどで協力しており、その移動支援車のルートがけやき荘を経由することから「ひと休みする場所として利用してほしい」と総務課の山田啓子さん。けやき荘の近くにある菅田いでど公園でグランドゴルフなどに参加する地域住民の利用も考えている。
53点のコスモス作品
同施設では現在、11月12日までに実施していたけやき農園フォトコンテストの応募作品53点を展示している。けやき農園で栽培しているコスモスを写した色鮮やかな写真が並んでいる。12月25日までの期間限定で、期間中の開放時間は午後2時から午後5時までとなる。山田さんは、「子どもから大人まで多世代の方の工夫を凝らした作品が並んでいます。ぜひ鑑賞に立ち寄ってください」と呼びかける。
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