来春オープンする神奈川区国際交流ラウンジの管理運営団体の代表を務める 岩間 良一さん 六角橋在住 67歳
国境超えた地域交流を
○…市内13番目のラウンジとして3月5日に開所する「神奈川区多文化共生ラウンジ」。その管理運営を行うNPO法人神奈川区多文化共生の会の代表として、「神奈川区らしい特色のある施設」を目標に掲げる。地域ケアプラザでの日本語教室の開催など、ラウンジを中心とし、区内各地で多文化共生への機運醸成を目指している。「日本人の方にもたくさん利用してもらいたい。様々な言語が飛び交う中、笑顔が広がる場所を目指したい」と思いを語る。
○…講座に参加したのが会との出会い。「海外旅行の役に立てばと軽い気持ちで」と話すが、会員の頑張る姿や理念に共感し、自身も一員に。活動を続ける中、当初は区内に1つだった日本語教室を、行政と連携して新たに3つ創設。「達成感はもちろん、実際に社会を動かす責任も実感した」と振り返る。ラウンジの開所に向けては、会員で協力して外国人オーナーの料理屋を一件ずつ訪問しチラシを配布。「能動的に働きかけることが不可欠。必要としている人たちに、しっかりと情報を届けていく」と力を込める。
○…出身は川崎市。高校時代のバイト先のうなぎ屋には今も足を運ぶ。「外国人の店員さんも増えて。改めて国際化の波を感じる」。テニスとジムに加えて大好きなのが旅行。80泊で日本一周をしたことも。「なまはげ館の演舞が印象的だった」と微笑む。家族3世代では夏の伊豆旅行に行き、「かわいい3人の孫が一番の癒し」と優しい祖父の顔を覗かせる。
○…「外国人が不安なく暮らせるまちに」と青写真を描く。「言語の壁などで、地域と接する機会がない人もいると思う。イベント開催などで、そんな人たちの背中を押せる存在でありたい」と決意を語った。
|
|
|
|
|
|