子育て応援コラム9 「早期教育前に礼儀作法」
「子どもたちの多くは言われたことはやるし、優しい。けれど強い意志がなく、壁にぶつかるとすぐに諦めてしまう。知識を詰め込むだけの教育ではそんな大人を量産するだけではないか。これからの教育に必要なのは子どもたちが自ら考え、未知の分野や自信の弱い部分に立ち向かっていくための意欲や思考力、人間関係を築く力を育むことだと考え、『メシが食える大人』を育てようと思い至りました。やっぱりこれだけ引きこもりの人数が多いのも、現代の教育に何か問題があるということだと思う」。これは、花まる学習塾の高濱正伸代表の言葉です。
同学習塾は平成5年設立です。昭和63年、6.8%あった実質経済成長率がマイナス0.5%へ落ち込んだ年です。未だに、日本国内の景気低迷は続き、社会は問題に溢れている。こうした状況に、高濱代表は疑問を感じています。では、親は、何をすればいいのでしょうか。ご安心ください。あなたは、誰よりもお子さまの幸せを願う立派な親です。まずは、親である、あなたが自分に自信を持ち、お子さまの才能を伸ばせるように関わりましょう。早期教育が問題ならば、知識を用いる力も身につける。就学前には礼儀作法を教える。誰に対しても、元気の良いあいさつや返事ができる。整理整頓ができる、丁寧な言葉遣いをする、手伝いをするなど、子どもが一人でもできるようにしておく。国内外の昔話や童話を読み聞かせたり、いろんな体験を与えたり、しなやかな精神や心の土台作りをした上で知識を積み上げていきましょう。そうすれば、子どもは他者と良い関係を作り、より良い学びを得ることもできます。子どもの成長に合わせた関わりが鍵です。
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