創立50周年の少年サッカーチーム「かもめSC」の代表を4月から務める 石原 史敬さん 緑区在住 51歳
選手が誇れるクラブに
○...南神大寺小学校を主な練習場所として活動する小学生サッカーチームの横浜かもめスポーツクラブ。現在は神大寺や三ツ沢、片倉周辺の子どもを中心に約150人が所属。創立50周年の節目に合わせ、クラブ代表を今年4月から務める。「所属している選手たちが『僕はかもめの選手なんだ』と誇れるようなクラブにしていきたい」と所信を語る。
○...自身は9期生。幼稚園からサッカーを始め、引っ越しを機に小学2年生でかもめSCに入団。「ヘディングの練習を小石でやらされたり、鬼のようなクラブでした」と冗談めかして振り返る。卒団後も中学・高校とサッカー部だったが、当時は『キャプテン翼』全盛期。部員数も増えなかなか出場機会に恵まれず、高校1年で退部した。それでもサッカーをやりたいと、指導者としてかもめSCに帰還。一度はクラブを離れたが、自身の子どもが入団したのをきっかけに二度目の復帰。事務局兼任で子どもらを指導した。
○...だからこそ「試合に出られない選手の気持ちは理解しているつもり」と口にする。1つの世代を年度が替わっても同じ人間が持ちあがりで指導する方式から、学年ごとに指導者を入れ替える方式に変えたのもその一環。「この子はこう、という凝り固まった見方にならずに済むし、子どもたちに多様性を身に付けさせたいというのも一つ」。選手の自主性を育むのもテーマの一つだ。
○...普段は製薬会社の化粧品部門で営業職として働く。本業と試合活動の調整が大変な中、クラブとして月に一度「ファミリーデー」として家族で過ごす日を設ける。「実は息子が通っていた時は一日も休みがなく『家族の思い出何もないよね』と言われてしまって...」と頭を搔いた。
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