羽沢プロジェクト(同地区自治連合会、同地区社会福祉協議会、羽沢三枚地区民生児童委員協議会)は6月8日、羽沢神明社の境内で「あおぞら昼食会」を開催した。
住民の孤立を防ごうと、地域とつながるきっかけづくりとして2015年に始まった企画。コロナ禍の影響で中止が続いていたが、5年越しの復活となった。同連合会の会長で、5月には神奈川区連合町内会自治会連絡協議会の会長に就任した岐部文明会長は、「コロナで外出も減ってしまったなか、改めて地域に出て人と交流する機会をつくりたいと再開した」と話す。当日は快晴で文字通りの青空の下での開催となり、「メンバーみんなの日頃の行いが良かったからかな」と岐部会長は笑顔を見せた。
境内に多世代集う
お昼前からどんどん人が集まり境内は活気に包まれた。高齢者から子ども連れまで、地域の多世代が揃い、その場で相席しながら笑顔で食事と交流を楽しんだ。朝の散歩でイベントを知り母親と来場した8歳の女児は、「お腹をペコペコにしてきた。とてもおいしい!」と満面の笑み。団地仲間と足を運んだ女性も、「復活を待ち望んでいた。若い人をはじめ、地域の人たちと顔を合わせることができるのが嬉しい」と話した。
カレー作りを担当したのは、民生児童委員のメンバーたち。ブランクを感じさせず、要領よく大きな鍋2つで約200食を調理した。同委員協議会の長谷川靜江会長は、「安心が一番大切なので、食中毒などのないように注意しながら。やっぱり『おいしかった』の一言が一番のやりがいになる」と笑顔を見せた。会場を見守った岐部会長も「たくさんの人が参加してくれたのが何より。今後も地域の交流を深めたい」と振り返った。
![]() 多世代が足を運んだ会場
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